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| 先生 | 馬頭観音の縁日でした。空が茜色になって、きれいに赤い夕焼けになって、そして、旗がたくさん並んでいました。 わたしはおぶさっていて、その時、男の子の手を引いている若い女の人がいたけれども、あれは誰だったのだろう。 栗の木があって、水が流れていました。栗が落ちていると、飛び上がるほど喜んだわたしはなんだったんだろう。 わたしの生まれたのは山形の和田村なのですけれど、そこへ行ってみようと思って、夏の終わりにいくと、ちょうど秋祭りでした。この辺に馬頭観音はありますかと聞いていったら、夢に見たのと同じ感じでした。 でも、これは向きが違うなと思って、振り返ったら、日が落ちるところでした。それを見た時、はっきりとつかめない、何とも言えないような感情はなんだろう。いつまでも続いてもらってはいけないような感じ。どこからでるかわからないような感情なのです。 お宮を管理している家のおばあちゃんに、わたしはここで生まれて、母をなくして、学校の小使いさんに育てられたのですというと、後日、そのおばあさんが敬老会の時に、話しをしたのです。そしたら、それは伊勢のばあちゃんが育てたのだということがわかりました。 それで、行ってみたら、その夕焼けのほうに真っすぐいったうちでした。 美知子って、小さい時から、話は聞いていたけれども、お前かとわたしより五つ六つ年上の人がでてきた。この人がいつも、手を引かれていた男の子だったのです。 ここのうちの前に川があるでしょうといったら、ある、ミッコは川が好きで、落ちるから危ない、行くなよといわれても、川遊びしていた。今は川も面影もないけれど。 よく、そんな生まれたばかりのことを覚えているものだというけど、自然とわかってくるのです。 何でわかってくるかというと、何かこの世のものではないものとの、コンタクトがあって、そういう所からの影響をこの世で解釈する知恵があるのです。 そんな小さい所から、ここまで探すまでにはやはり時間もかかるし、経済的なことも必要です。それくらいのことはつつがなくさせてほしいと祈ったら、神様はそういうことはすぐにきいてくださる。 |
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