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| 先生 | ヨガではヤーマ、ニヤーマといいいます。悪いことはしない。いいことをする。 |
| H | では、悪いことをしないとはどういうことですか。いいことだけを拾ってやるなんてことはできません。 |
| 先生 | こういうふうに答えがでたら、これは自分の人生のなかに必要はない。こういうことをして、時間を費やして、無駄なことをするということは、今の自分に必要ないということを認識したら、二度とそういうことはしなくなるのです。 そう計算をするように答えがでれば、悪いことは省かれ、いいことだけが残るのです。 いいことをする、悪いことはしないなんて、そのたびにこれはいいことなのか、悪いことなのかなんて考えてはいられません。 本能的に、無意識のうちに動くのですから。 そういうふうに意識を認識すれば、答えを出して、自分のなかで清算すれば二度としません。 |
| H | 前、自分が駄々をこねたとき、それは一人っ子の過保護の世界の意識のままでとまっているということなのでしょうか。 |
| 先生 | 意識のままでとまっているのではなくて、それに気がついていなということなのです。 兄弟が八人もいてはこんなことは言えない。一人だからこんなことを言っていられるのかと認識するだけでいい。自分を責めることではない。私は責めない。自分を責めることは絶対にないです。 |
| H | たとえば、共同作業ができないならば、自分は共同体のひとりと考えていったらいいんですか。 |
| 先生 | 考えない。考えて積み重ねるのではなくて、崩していくのです。 このままであったら、子供が四人もできたら、親として平均して可愛がったり、平均してものを教えなくてはならなかったりしたら、自分のような考えでは間にあわない。それでは、親は失格だ。これでは複数の人間は育てられない人間だなと、そういう認識をもっていない人間だったのかというふうに考えるのです。 |
| H | そう、自覚する。 |
| 先生 | 自覚するということは正しい答えをだしておくということです。 だから、現実に正しい答えをだしていない人は有尋定、無尋定どこまでいっても、やはり正しい答えはでない。猫をかぶって生きていれば、どこまでいっても猫をかぶったままなのです。 現実を無視して、何かだけをやりたいなんて言うのは、何かにだけ最高なんていうのは、うそなのです。 |
| H | 言葉にならないその世界にもどろうと思ったら、現実でそういうことをやっていくということが道なのですね。 |
| 先生 | 大したことではないのです。H君の今の目標は忘れ物をしないということです。(笑) きのうも、わたしのバックを持ちましょうというから渡して、しばらくしたらもっていなかった。(笑) |
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