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| 松聖(出羽羽黒山で冬の峰の修行をする二人の修行者) |
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| 先生 | 松聖ってすごいねといったら、いやあ、何もやることがないから歩いているのだということです。 何も与えられない。 祝詞だけ。 夜明けとともに祝詞をあげて、それから山を歩いて末社をめぐるのです。 何もない。 それしかやることがないというのが、最高の修行なのです。 みんなは多すぎるのだとわたしが言うのはそういうことです。 生活をシンプルにしなければ駄目なのです。 頭のなかももっとシンプルにしなければ駄目だというのは、そういうことなのです。 あれもこれもと言ったって、それは情報であって、人のものを見たって、自分はひとつしかやれないのです。 |
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