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 支えることから保持することへ

職場でうまくいっていない人が悩みをうちあけた。その人の話がでたあとで。
先生 自分がどういう性格の人間か考えもしないで、自分の人生だけを考えていくからです。その職場には人の人生もあるのです。
自分はそういう人間だったんだということに気がついたら、その職業に飛びつく前に、以前、そこにいた人に挨拶をするなり、それなりの礼儀というか、思いやりがあれば、いじめにもあわないでしょうけれども。
謙虚さというのは、職場でも、行をするときでも必要ですね。
先生 そうです。
その場を支えるということは大変なことです。規則正しくすわっているだけでも、支えるということになるのです。いつもの人がいつもの場所にいる、それだけで支えになるのです。心が揺れているとき、どうしようかなと思っても、いつものところに、いつもの人がきちっと座っていると、あの人はああしているから、自分もという気になる。
人は支える役割になったり、支えられる方になったりしているのです。
吸ったり、吐いたりする呼吸のようなものなのです。
だから、呼吸は乱さないで、そのときにでてきた意識をじっと保持するのです。
五分、十分と中とか、外とか感じますけれども、それは意識が深まっていくことなのです。
それを放してしまうと、その気持ちを揺るがせてしまって、感覚のところに戻したりすると、そこの所がわからなくなるのです。
そこを放さないでじっとしていると、そこから意識は開けてきてもそこからわかってくるのです。
それだけでもやれれば、足がしびれても、遠くのほうでしびれたなと思ったら、組替えてもその意識は崩れないのです。
それが近いですから、すぐに崩れてしまいます。
先生 崩れても、いつもそこのところをつかんでいるような、それが日々修行ということです。その手掛かりをつかむまでなのです。つかんだら、もう何でもないのです。自分の興味を感じたものですればいいのです。





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