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| 一人で滝にいった生徒がいた。先生が「どうでしたか」と尋ねると、「自分は何もわ かっていないことに気がつきました」とこたえた。 数日後、その話題がでた。 |
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| 先生 | 何もわかっていないことに気がつきましたなんて、何か覚えなければいけ ないと迷ってしまったのです。滝にいくときは、そう言っていきなさいというのは、それだからです。
ひとりよがりになってしまうのです。 |
| N | わたしも真っ暗闇の時期があったし、今でもそうだし、非常にわかるよ うな気がします。 |
| 先生 | 自分の行も状況をみながら、把握していかなくてはならないのです。 状況や周囲をみないで、自分の行に一生懸命になるから、それを行に墜ちているというのです。 あなたも行に落ち始めたと思ってみています。 毎週、毎週、滝にいくのはいいけれども、一番最初に自分でできた意識の次元というものをしっかり押えて、毎週,毎週それがあがっていくのならばいいんだけれども、ただ色濃くしていくだけでは駄目なのです。 |
| N | 毎週、落ちこみながらいっていますが、かといって止めるわけにはいか ないのかというので通っていました。 |
| 先生 | それば場のエネルギーです。そんななかにいると、孤独もさびしいし、顔なじみができて、あっちへいってみようということになる。 そんなとき、気がついて言うと、反発でかえってくる。 そういう人は意識の糸をはなしてやればいいのかなと思う。離してや ればみんなどこかに行ってしまいます。 わたしは説教をするのでもないし、黙っているのですけれども、やはり意識の糸を握られていることはどこかで感じるのでしょう。 でも、わたしも教室で教えることは、頼まれてしていることだから、つらくても反発 されても、勤めと思ってじっとしている。 意識の糸なんて離したい。わたしはわたしそのものの本当の道を歩きたいという願い はあります。 みんなは、先生も勤めとしてやっているのだとみてくれないのです。 ひとまわり大きく慈悲の目でみてくれればいいのです。そうしたら、わかってくれた とわたしもそんなことは気にしなくなるのです。 人というのは勝手なもので、わたしが離れると追いかけてくる。わたしを自分のそば に置きたいとおもうのです。 わたしはあなたの上に覆い被さっているものではないのです。 今の使命でしているだけなのです。 ああ、先生は責任のある使命として、しているのだと大きくみられるようになれればいいのです。 たとえば、ナポレオンだって、周りの人からみたら破滅的な悪人かもしれないけれど も、その人をフォローしている周りが偉いから、大人だからなりたっていったのでしょう。 |
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