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| N | 原因を理解する |
| 先生 | 最近、H君がごねて何だ、かんだと言っているとき、N君はといったら、先生のおっしゃっている意味がわからないといいました。 言いたいことなんて何もないのだとわたしのなかでは思っていました。 わたしが話すなかで、何かハッとする言葉をつかんで、何故、その言葉でハッとしたのか、そういう感性を育ててほしいのです。 その感性しか、あなたたちに手掛かりをつかむ方法はないからです。 わたしはある山の鍾乳洞の、太陽にあたらない水、こんこんと湧きでる水を見たとき、こんなに神秘的なのかと固唾をのみました。 生まれたばかりの水。 生まれるというのは、種から芽をだすとか、地上に生まれるというものとしか考えていなかったけれども、目の前の水が生まれたばかりの水だということで、わたしは感激したのです。 帰ってきて、水道の水をだしてその水をみているうちに、あの神秘的な水を思い出して、あっ、あの水と思ったらスプーンが曲がりました。 一回つかんだらやれるものと思って最初のうちは、みんなにも見せていたのですけれど、そのうちにそんなことをしてもと思ってしなくなったら、感激とか自分のなかでつかんだ神秘的な感情がだんだん薄れてなくなってしまいました。 その感性のトレーニングをするのです。 スプーンを曲げる所作のトレーニングではなくて、その感性をさびさせないように、消えないように、その炎を守るように。 その現象はどうして起こすのかといったら、日常生活の感性の磨き方です。 それが修行なのです。 日常生活をだらしなく思うがままに生きたいという人だったら、そういうような感性はでません。 わたしがスプーン曲げのはなしをするのは、その水を見て、自分はくもりがないか、その感性がくもらないように、いつも、いつも自分をみるのが、日々修行なのだということを言いたかったのです。 感性を磨くというのは、結果を考えずに一生懸命日常生活のなかで生きていくことです。 感性を磨いているのです。日常生活におちてはならない。 そういう感性を磨いて、それがあなたを支えるようになったら、すごい力になったら、それは人生を変えるような力なのですから、その時のためにあなたは合理的な答えをだしておかなくてはならないのです。 自分が理想に達した時、どうするか、それを考えておくのです。 |
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